石川県の自社農場で農薬や化学肥料を一切使わず栽培した、金沢大地のオーガニック米。
このたび令和6年産新米として、これまでの全7種類のラインナップに加えて、
オーガニック米《てんたかく》を新発売します!
・《てんたかく》ってどんなお米?
・なんで新しい品種を栽培するの??
という疑問にお答えするとともに、《てんたかく》のおすすめポイントをご紹介します。
「どんなおかずともバランス良し」あっさりおいしいお米
まず気になるのは、お米の味わい、ですよね?!
《てんたかく》は私たちのお隣、富山県で開発された品種。気候も似ているので、石川県でも育てやすい品種です。
それだけでなく「ひとめぼれ」「コシヒカリ」由来のおいしさもしっかりと引き継ぎ、バランスが取れた、毎日食べても食べ飽きないお米なんです。
★《てんたかく》味わいの特徴★
・あっさりした味わいで、どんなおかずとも相性◎
・粘りすぎずさっぱりとした食感で、まいにちの和食に合わせやすい◎
・「コシヒカリ」より粒が大きく、粒揃いが良いので、炊きあがりがふっくらと綺麗◎
・「ササニシキ」のような、あっさり、ほどよい粘りと甘みで、お料理を引き立てる◎
・丼や雑炊、チャーハン、カレーライスにもおすすめ◎
農家の味方!気候変動に強いお米
今年の夏もたいへんな暑さでしたね。。
温度が上がり、夏の降水量が減ったり、と思ったら集中豪雨が発生したり・・・全国的に異常気象といわれるように、予測がつかない天候状況が続いています。
そのような気候変動に一番大きな影響を受けるのは、私たち農家です。
昨年は水不足・高温障害で、米どころの石川県の田んぼでも、お米の品質に影響が出てしまったところもありました。

※夏場の田んぼのイメージ
そこで、注目なのが《てんたかく》!気候変動にも強く、安定して生産できる、救世主のようなお米です!
《てんたかく》は「ひとめぼれ」と「ハナエチゼン」を親に持つ、富山県で開発されたコメの品種。「ハナエチゼン」のように高温や低温・日照不足においても品質が良く、しかも食味は「ひとめぼれ」並に美味しいという特長を併せ持った、お米です。
農家として今後も長く生業をつづけるためにも、気候変動への対策をとることは急務です。
味がおいしいのはもちろん、農家もうれしいお米。
お米を買って食べることで、ぜひ、気候変動への対策づくりも応援してくださるとうれしいです!
はやく新米をお届けできる!「早生(わせ)品種」
オーガニックのお米の特徴として、成長スピードが慣行栽培よりもゆっくりな傾向があります。金沢大地の新米の時期はいつも比較的遅く、オーガニック米は10月中旬以降に種類が出そろってきます。
お客様からは「すこしでもはやく新米を味わいたい!」という声をいただくことも多く、わたしたちとしてもいつもお米を買ってくださる、お客様にも早くお届けしたいと思っていました。
《てんたかく》は早いところで8月中旬に収穫できる「早生(わせ)品種」。
金沢大地ではほかの品種よりも1か月ほど早い、9月5日に発売予定です。
これからはじまる新米のシーズン、トップバッターの《てんたかく》で、もりもりと食欲の秋をたのしみましょう!
お米の用語について
転換期間中有機とは?
有機JAS法により「有機農産物」であるとの表示を行うには、農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)および化学肥料を3年以上使用していないという条件を満たす必要があります。農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)および化学肥料を使用していなくても、この期間を経過するまでは、条件を満たしません。そこで、3年以上経過したものと区別するため、有機JAS法では「転換期間中有機農産物」という区分が設けられています。
- 国の登録認定機関による認定を受けている
- 遺伝子組み換え技術を使用していない
- 農薬(殺虫剤、殺菌剤、除草剤)および化学肥料を
- 3年以上使用していない
→「有機農産物」
- 6ヶ月以上3年未満使用していない
→「転換期間中有機農産物」
特別栽培とは?
特別栽培は、次の条件を満たす栽培方法です。
- 地域の慣行レベルに比べて、節減対象農薬の使用回数が5割以下
- 地域の慣行レベルに比べて、化学肥料の窒素成分量が5割以下
〔参考資料〕
農林水産部農業安全課(平成18年12月27日改正)
「石川県における「農林水産省特別栽培農産物に係る表示ガイドライン」に関する化学肥料・化学合成農薬の使用の慣行レベル」
慣行栽培とは?
慣行栽培は、いわゆる普通の栽培方法です。農薬および化学肥料の使用について表示義務はありません。