金沢ワイナリー KAGA シリーズ
はじめまして、金沢ワイナリー。
加賀・能登の多様なテロワール(風土)を金澤町家で醸します
金沢大地のグループ会社である「金沢ワイナリー」。
2018年10月、自社農場や地元・石川県のブドウ100%でつくるワイン醸造がスタートしました。
石川県の風土は、美しい里山・里海に恵まれ、生物や土壌・気候など、多様性に富んでいます。
珠洲の珪藻土・穴水の赤土・内灘や高松の砂丘地・河北潟干拓地のたい積土等で育まれたブドウから丁寧にワインを醸造し、加賀・能登の多様性に富むテロワールを表現することを目指しています。
金沢初!小さなアーバン(都市型)ワイナリーです
醸造所の開設に向けて、代表井村は全国のワイナリーを視察する中で、その多くは風光明媚な環境にあり、自然の恵みは多い反面、ワインツーリズムの観点からは交通の便が悪い立地が多いという印象を受けました。
車でしかアクセスできない場所では、ワイナリーで飲酒ができない難点があったり、ブドウ畑の景色も冬の時期は寂しさがあり、活気が出しにくいことなどから、井村は、アクセスがよい金沢市内中心部でのワイナリー設立を決意しました。
金沢らしさにこだわった都市型ワイナリーというコンセプトで、金沢観光の中心ともいえる金沢城や東茶屋街からほど近い尾張町の金澤町家を改装し、1階をワイン醸造所「金沢ワイナリー」に。
2階には、フレンチ農家レストラン「A la ferme de Shinjiro(ア・ラ・フェルム・ドゥ・シンジロウ)」を併設しました。
金沢大地のオーガニック小麦で焼く自家製パンや、オーガニック野菜、オーガニック真鴨をはじめ、加賀野菜や、金沢港や能登島から直送される鮮魚、能登牛、能登豚など、畜産物も地産地消を心がけ、石川・金沢ならではのフランス料理に仕上げています。
年間を通じて、金沢ワイナリーのワインや国内外のおいしいワインと、地元の旬の食材で彩るフレンチとのマリアージュをお楽しみいただけます。
サステナビリティを大切に
ワインづくりで地域を元気にしたい
金沢大地グループの経営理念は「千年産業を目指して」。
サステナビリティや生物文化多様性を大切にしています。
米や麦も育てにくい痩せた傾斜地。能登地方の耕作放棄地の中には、そのような厳しい条件の農地も少なくありません。そのような土地で生産者としてできることを考える中で、日本海側での「ブドウ栽培」の可能性に着目し、ワインづくりの可能性を模索しました。
現在、金沢でキャンベルアーリーを有機栽培しているほか、能登地方の穴水と珠洲では、醸造用ブドウであるソーヴィニヨンブラン、シャルドネ、ピノ・ノワール、ヤマソーヴィニヨンの栽培にも挑戦しています。
能登での自社農園・醸造用ブドウ栽培の挑戦は、まだ始まったばかり。
石川県内(主に加賀地域と穴水地域)の先輩ブドウ農家から貴重なブドウを分けていただきながら、石川県産ブドウ100%使用ワインの醸造経験を重ねて、レストランだけでなく日々の食卓にも馴染むような身近なワインづくりをしています。
この新たなワイナリー事業を地域活性の核として、地域の農地再生や雇用創出など、持続可能な生業を目指します。
「千年産業を目指して」千里の道も一歩から。
まだスタート間もない発展途上の取り組みではありますが、一年一年、農場/醸造責任者である井村は、農場スタッフやレストランチームと力を合わせて、石川の多様なテロワールを表現できるよう挑戦しています。
ぜひ、この取り組みを応援してください!
石川県産のブドウを、石川県金沢市の街ナカで醸造しています
2018年10月に金沢ワイナリーの醸造施設が完成し、金澤町家での醸造がスタートしました。
なお、2016年と2017年は、金沢ワイナリーがまだ完成前であったため、富山県の
SAYS FARMに委託醸造しながら、井村は醸造研修に通っておりました。
金沢ワイナリーファーストヴィンテージ第1弾のワインは、「KAGA マスカットベーリーA 2018 レッド」でした。
日本を代表する黒ブドウ品種「マスカットベーリーA」
ワインの名前であるKAGAは、ブドウの産地である石川県加賀市がその由来です。「マスカットベーリーA」とはブドウの品種名で、日本の代表的な赤ワイン用のブドウです。
また、マスカットベーリーAは、ワインのほか生食用にも作付けされている品種であり、渋みや酸味よりも果実味が前面に出てくる飲みやすいワインとなります。
生食用で身近な「デラウエア」もワインに
「KAGA デラウエア 2019 白」は、加賀産ブドウ「デラウエア」を使用した初めての白ワイン。
デラウェアは、もともと生食用として知名度の高いブドウ品種。
ワインの世界でも、ボリューム感のある果実味と綺麗な酸味を持つ優れた味わいに注目が集まっています。
毎日の食卓に寄り添うワインづくり
金沢ワイナリーのワインはアルコール度数が低め。
石川県産のブドウそれぞれの特徴を感じながらもクセが少なく、スッキリとした味わいです。
毎日のいろいろな料理と共に、ちょっと一杯晩酌に、さまざまなシーンでカジュアルにお愉しみいただけるテーブルワインです。